ビジョン工房(馬小屋)
開館時間:
04月~09月 8:00~12:00 14:00~18:00
10月~03月 8:00~12:00 13:30~17:30
休館:大晦日(旧暦) 入館無料
2007年から、篤行十村と莒光新村の住民は続々と転居し、このエリアは眷村文化を代表する一つとなりました。地方行政機関の計画の下、「眷村文化園区」全体の発展に向け、園区は現在、張雨生物語館、潘安邦記念館などの展示館を設けており、多くの観光客の人気を博しています。この他、城内で運用されているのが、こちらの眷村ビジョン館です。もともとは馬小屋で、古い建築物を再利用しています。そして、篤行十村内の非常に静かな場所にひっそりとあり、壁門を通り、コンクリートの小道を抜けると到着します。
建物の外には大きな看板も、目立つような大きなポスターもありません。素朴な佇まいで、昔ながらの味わいを留めています。角を曲がると、小さな案内表示を目にすることでしょう。迷わず気軽に順に進んでいくと、眷村の独特の魅力を感じることができます。すぐ近くにある防空壕が、時代の移り変わりを物語っています。託児所はかつては子供たちが戯れる天地でした。雨板の日本式建築の特徴を依然として留めるこの情報ステーションから、一つ一つの情報が発信されています。
馬小屋はかつて区域の中の中心的位置にあり、建物自体が歴史的価値を有しています。現在、この空間では篤行十村眷村文化保存園区基地潜在力分析、生態と人文、未来園区計画概念、園区建築空間使用の位置付けと計画構想などの内容が展示されています。また、会議や小規模なイベントなどを開催することもできます。
眷村ビジョン工房に足を踏み入れると、澎湖眷村文化をより一層深く認識することができます。館内には展覧順路図、眷村園区縮小模型、全区計画説明などが展示されており、気軽に歩き回ると、そよ風が澎湖湾の音楽を奏で、かつての日々に戻ることができます。
「人々の声が沸き立つ喧騒の音、かまどから出したばかりの熱々の饅頭、街のあちこちのはしゃぐ声…」これらの情景は、眷村の歴史の一部です。住民がいなくなった澎湖眷村には、このような深い情感がいつもたたえられています。