

今後の発展
澎湖は古くから戦略的に重要な位置にあり、軍事文化は媽宮古城において極めて重要な特色となっています。篤行十村、莒光新村は、「媽宮文化城計画」の軍事と生態文化を主とする城西区に含まれ、眷村の生活の記憶と経験が深く刻まれた土地として、文化保存園区の今後発展する方向として位置付けられています。
エリア発展戦略において、軍事文化は古城の特徴を訴えかける最たるものに挙げられます。そして篤行十村は馬公エリアの将来的な発展ビジョンにおいて非常に重要です。特に現在の澎湖防衛司令部及び砲艦埠頭の移転計画において、媽宮城南西先端に自然の海域と人工的な港区という特別な景観関係を建設することができると同時に、媽宮城内へとつながっていて、澎防部と天后宮及び中央老街を抜けて、歴史古跡及び生活文化が展開する空間ネットワークがあります。また南側には順承門、恋人道、港岸歩道があり、東側には港区埠頭及び第一、第二漁港が連なり、馬公特有の港街の風情を形成しています。且つ「眷村文化保存園区」の計画を見ると、眷村の過去の生活経験の展示以外に、未来園区はまた、多元的な移民文化の精神を示す場所として、城内外の生活文化の脈絡を刻み、馬公の特別な地理、気候、自然地形が人間の手が入る過程で変化し、自然条件と人為環境が互いに有機的に影響し合い共生する物語を感じることができます。
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「毋忘在莒(莒にあるを忘るるなかれ)」精神の砦-郭興中提供
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1946年、馬公要塞司令部碑文
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南側の海に臨む小道、俗称は恋人の道(林洋甫提供)
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防衛部南端傾斜の復国路道標(日本統治時代の要塞通り)
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第二次世界大戦中の防空壕
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日本統治時代の日本海仁会集会所、日本統治終了後は軍営内に露天映画館を設置
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1968年の篤行幼稚園-郭興中提供
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介壽路突き当りの中正堂映画館の広告-郭興中提供
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媽宮文化城(青の点線内が篤行十村の範囲)
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馬公生活機能分区園 (5が篤行十村の所在地)